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携帯電話の危険性～親の想像をはるかに超えています
12月12日12時59分配信 ツカサネット新聞


子供達も携帯を持つのが当たり前になってきている時代。我が家の子供はまだ小学生なので持たせるつもりはありませんが、周りの子が持ち始めたら、真剣に検討しなくてはいけないと思っています。
ところが、携帯の利用法を真剣に指導しないと、とんでもないことになりそうです。

先日、「携帯の危険性」を題材にした講演に参加する機会がありました。携帯を使ったいじめなどがテーマなんだろうな・・・と漠然と考えていた私は、配られた資料を見て、驚きのあまり声が出ませんでした。配布資料なので、目隠しやモザイクこそかけられているものの、明らかに小学生と思われる少女の全裸写真が載っていたのです。実際にはモザイクも目隠しもされておらず、そのままの写真がネット上で掲載されているとのこと。これには驚きました。
しかも、これらの被写体は一般の少女。サイトはランキング形式になっており、そこに自ら撮ったり、友達同士でふざけて撮った写真を投稿しているのです。

大人から見ると信じられないような話ですが、講師の方のお話によると、「自分を認めて欲しい」「誰かと関わっていたい」という不安定な思春期には、こういった行動もありえるとのこと。気軽に写真をとって、ネットというメディアに簡単に情報を流せることが、こんなところにも影響を与えていたということに衝撃を覚えました。

一昔前は、写真はカメラで撮るものでした。現像するには写真屋さんに持っていかなくてはなりません。性的な描写のものは黒くなって現像されてくる、という話もあったように思いますが、人目に触れることを考えれば、変な写真を撮ることなんてできなかったはずです。

ところが、今や、写真は携帯で撮れる時代。それを手に入れた子供達が面白半分にいろいろな写真を撮り、ネットに流出させる。そんな構図ができあがっているようです。
ネットに流出した写真は、いつ、どこで、誰が見ているか分かりません。データの取り込みも可能です。一度掲載してしまったら、掲載元を削除しても、どこかにデータが残ってしまうのです。

サイト運営側は、ただアクセスアップや広告収入のためにそういった行為を歓迎しているのでしょう。ネット上のビジネスにモラルを求めることは無理なのでしょうが。出版物やテレビ放送では規制があるのに、ネット上だけ野放し状態というのは納得がいきません。早急に規制や対策を検討しなくては、今後もネットを原因とした犯罪に子供たちが巻き込まれることは起こり得るでしょう。

何よりも、子供たちを守れるのは親や学校です。こういった危険性も考慮に入れつつ、携帯を持たせるときには「利用時間を制限する」「学校へは持っていかない」などのルール作りをするべきだと思いました。






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(記者：さくらんぼうず)

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最終更新:12月12日12時59分

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